今やピッキングよりも恐ろしいとされる”バンピング”による不正開錠。バンプキー1本あれば同じ鍵の種類を持つマンションすべての部屋が空いてしまいます。しかも数秒で。
被害に遭わないために早めにバンピング対策のカギへの交換をお勧めします。
当店ではバンピング対策の鍵交換シリンダー・錠前を多種多数取り揃えております。詳しくは 「鍵交換用防犯シリンダー」のコンテンツ をご覧ください。
キー滋賀サービス
バンプキー、バンピングとは?(鍵屋キ-・ロック・サ-ビスWEBサイトより引用)
一刻も早くバンピング対策したいカギの一例(参考資料)
現在、不正な開錠方法としてピッキング、サムターン回し、カム送り、鍵穴破壊など、鍵の部分を不正に操作して開錠、侵入する手口が一般的に認知されています。しかし、これらの不正開錠よりもっと恐ろしい不正開錠の方法が報告されました。バンピング。これは、バンプキーという特殊な形状のキーを用いて、シリンダー錠、とりわけピンシリンダー錠を不正に開ける方法。この方法を用いれば、古典的なピンシリンダー(日本でも一般的に用いられている)は原理的に全て開錠可能となる。もともと、オランダの鍵開け同好会みたいな団体(趣味の範囲で鍵開け技術を競うサークルみたいなもの)が内内的に行なってきたものが、WEBサイトに公開されたのを機にオランダのTV放送局が2005年4月に報道番組として放映したため、大きな反響を呼び社会問題となりつつあります。
● シリンダー錠は、一般的に、ディスクシリンダー(ウェハーシリンダー)とピンシリンダーの大別でき、ピッキングという技術は、これらのシリンダー錠に対してカギを使わないで開ける手法として用いられてきた。この手法が犯罪に利用されて社会問題となった時に、そのターゲットとされたのが美和ロックのディスクシリンダーであった(当店のおすすめ、危険なシリンダーを参照下さい)。バンピングはその開錠原理から対象がピンシリンダーに限られ、錠前師の世界では75年も前から用いられていたとされている。この手法が改めて注目されるきっかけとなったのは、オランダのTV放送局(Nova)が2005年4月に放映した報道番組である。その後、オランダの民間組織が検証したレポートよれば、オランダで使用されている60種類のシリンダーのうち、約8割に相当する47種類のシリンダーがバンプキーによって3分以内に開錠でき、そのうち22種類は素人でも開錠可能であったことを発表している。(フリー百科事典「ウィキペディア」より引用)
バンピングの原理
バンピングによる開錠は、その操作に特殊な技術を必要としない。言い換えれば、バンプキー自体をいかに正確で精密に作るかが重要で、それさえ出来れば素人や子供でさえも、これまでプロも開錠できなかったシリンダーを数秒で開錠することが可能となる。(フリー百科辞典「ウィキペディア」より引用)
●バンピングの原理(バンプ BUMP=衝撃)は、開錠工具として用いられているピックガン、スナッパーピックと同様に、下ピンに衝撃エネルギーを与えて、ニュートンの法則に従って上ピンのみを跳ね上げて一瞬にシャーライン(鍵を挿した時に鍵山に乗った下ピンがそれぞれ一直線に並ぶライン。このラインが合えば鍵が回ります)をフリーにして回す方法。バンプキーは対象となるシリンダーのブランクキー、もしくは純正キーをもとに作った、そのシリンダーに合った適度な深度のカットを施したキーで、開錠操作はこのバンプキーを対象シリンダーに挿入した状態で適当な物で叩くだけで開錠できるため、素人でも簡単にカギを開けることが可能となる。
バンピングの怖さ
バンプキー、バンピングの本当の怖さは、その使用範囲の広さにある。例えば、○○社製の型番○○の錠前に合わせたバンプキーが1本あれば、そのメーカーのその型番の錠前全てに対し使用できることになる。マンションなどのマスターキーとある意味同じ使い方で全国の該当する錠前すべてが開錠可能となってしまう。
また、従来のピッキングやカム送りなどの不正開錠法と大きく異なる点は、専用工具と技術をまったく必要としなくてもよい点である。もちろん完成されたバンプキーが必要であるが。問題となったオランダのWEBサイト内では、小さな子供が実際にバンプキーを使って錠前をいとも簡単に回してしまうというショッキングな映像もありました。
参考までに、警視庁の統計を見ると全国でのピッキング被害は2002年の19121件を最後のピークに2005年には2171件と激減している。2006年1月~6月も852件で2005年の同時期に比べて約200件少ない。ところが、東京都内だけに目を移すと、これとは逆の現象が起きている。警視庁の統計を見ると、2006年1月~8月における都内のピッキング被害の認知件数が425件。2005年の同時期に比べ2倍以上に急増している。ある防犯アナリストは、「バンピングが日本に上陸している可能性も否定できない」と指摘している。
すぐ出来るバンプキー、バンピング対策法
バンピングは、その原理からピンシリンダーにのみ有効とされる。ピンシリンダー内のピンを同時に跳ね上げる必要があるため、パンプキーを作るには高度な精度と技術が要求される。このため容易には作れない。つまり、高精度の機械の使用と、最適な寸法で作成する技術がなければバンプキー作るのは非常に困難である。こう言えば安心されるかもしれないが、先にも述べたとおり海外ではインターネットでバンプキーが容易に手に入れることができる状況であるため、日本国内に上陸するのも時間の問題と思われる。「備えあれば憂いなし」。そこで、ピンシリンダー仕様のカギが付いているお宅の場合のバンピング(バンプキー)による侵入を防ぐための方法は、
①異種のタイプの補助錠を取付ける
美和ロックU9・UR等のロータリーディスクシリンダータイプ、U-shin SHOWAのWX,WSシリーズのようなウェーブキー の補助錠など。バンピングはピンシリンダーに有効な手法でディスクシリンダーは構造上バンピングは通用しません。
原理上、バンピング出来ない鍵の一例(U-shin SHOWA WXキー)
②バンピング対策の鍵に取り換える
ピンシリンダータイプでもバンピング対策が施された鍵への交換。バンピング問題が浮上して以来、各メーカーからはバンピング対策品が多く出てきました。現在製造販売されているピンシリンダーの多くはバンピング対策されたものとお考えになられてもいいでしょう。お勧めはやはりディンプルタイプの鍵です。ピン数が多いうえ、製作精度も高くバンプキーを作る事自体が難しくなり、不正な開錠には有効です。
当店では「ロイヤル☆ガーディアンEX」をお勧めしています。おかげさまで非常によく売れています、好評です。バンピング以外、ピッキングもシャットアウトするデッドロック機構があり、極めて防犯性が高いのが特長です。
③カギを使わないタイプの錠前に取り換える、もしくは補助錠として取り付ける(デジタル錠、ボタン錠、指紋錠など)
鍵穴が全くないタイプの錠前にすることにより、バンピング(バンプキー)はもちろん、ピッキングにも有効です。
当店ではバンピング対策の鍵交換シリンダー・錠前を多種多数取り揃えております。詳しくは「防犯シリンダー・錠前」コンテンツをご覧ください。
大きく分けて上記のような対策が考えられます。予算的には、当店では①→②→③の順序となっています。少しでもご参考になれば嬉しいです。詳しくは当店もしくはお近くの鍵屋さんにご確認下さい。
ピッキング開錠と大きく違うところは、その解錠に関する技術を全く持っていなくても簡単に開錠出来るということ。鍵に関して全く知識がなくともバンプキーがあれば素人でも簡単に解錠できてしまうのです。
また、同じ種類のキーシリンダーを使ってる玄関すべて、1本のバンプキーで開いてしまいます。例えばマンション1棟すべての部屋が1本のバンプキーで開けられてしまうのです。
ピンシリンダーの特性をうまく利用した(語弊があるかもしれませんが)解錠方法といえます。うちはディンプルキーだから大丈夫!とは言えません。ディンプルキーとはいえ、ピンシリンダーを進化させただけのもの、バンピングの原理から考えると解錠不可能とは言い切れないのです。特に旧タイプのディンプルキーはもはや安全とは言い切れません。